【自己紹介】藤原 正幸:事業性評価は使命を達成する大切なツールです。

中小企業診断士 藤原正幸

「事業性評価ツールマガジン」に参画させていただくことになりました、セイコウ経営 代表(中小企業診断士)藤原 正幸と申します。

私が、中小企業診断士に登録したのは2010年であり、その頃より(大阪府中小企業診断協会 知的資産経営研究会 代表)森下 勉氏の教えを受けながら知的資産経営の道を邁進しております。当時は、まだ「知的資産経営」という言葉が認知されていない状況であり、支援ツールも十分に確立されていませんでしたが、考え方については現在と変わらず「見えない強みの源泉を見える化」していくということに取り組んで参りました。 そのような経験をもとに、事業性評価を進めるための実践から得たポイントを紹介させていただきます。

目次

なぜ今、事業性評価が求められているのか

私は独立前の約5年間、商工会議所での経営指導員の経験があります。毎年200社をこえる中小・小規模事業者の皆様と巡回支援や伴走支援でお世話になっていました。そこには起業したばかりの会員様や、個人事業主、法人事業等の規模感や創業年次の違い、業種もサービス業、飲食業、流通業、製造業と様々です。

そもそも創業からまだ間もない事業者様は、まだ十分な結果が出せておらず決算書では判断できません。そこでは、代表者の考え方やこれまでの経歴、どのような方との関係性を培ってきており、どのような点を活かしたビジネスを描いていくのかという、「理念~計画の具体性等」が重要になります。

一例ではありますが、このような場面では過去の財務実績ではなく、経営者の能力や事業の将来性を判断していくことが必須となります。外部環境面でも一部の企業を除き、今後はますます企業の新陳代謝が進むと考えられています。そのような点において事業性評価は今後さらに求められていくのではないでしょうか?

中小企業診断士の立場から事業性評価の推進に寄与できること

私は長年、知的資産経営に取り組んできていますが、この数年前より知的資産経営の支援スタイルが確立しつつあります。もちろんまだ変遷過程であるとは思います。そのような点から事業性評価を進めるために実践から得たポイントを紹介させていただきます。

私たち知的資産経営に取り組んでいるものが使用する基本ツールとして、「ローカルベンチマーク(経済産業省)~経営デザインシート(内閣府)~知的資産経営報告書」を作成する流れがあります。一昔前と違って、皆が共通のツールを使用して「強みの発見・見える化」に取り組んでいますので、支援者間で共通の話題ができたり、技量の振れが少なくなるという効果があると考えられます。

このような実践を通じて気づいたこと、実際行っていることなどにつきまして、私のパートでは「ローカルベンチマーク」を中心に執筆させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

こんにちは。セイコウ経営 代表 中小企業診断士の藤原 正幸と申します。
この度、「事業性評価ツールマガジン」に参加させていただくことになりました。
私は、知的資産経営の考えをベースにしながら、「企業の強みを掘り起こし、顧客提供価値を高めることで成長につなげ、成長の喜びを共有する」ことを使命として取り組んでいます。
ここでは事業性評価を進めるために少しでも貢献できるように情報発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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